手すりを設置できる場所、出来ない場所

石膏ボード

日本の住宅の多くで採用されている壁として、近年石膏ボードというものが増えています。石膏ボードは安価で丈夫、遮音性が優れているので、特に日本の様に住宅同士が隣接している地域にもってこいの素材です。

しかし、手すりを設置する場合を考えると、石膏ボードというのはあまり適したものとは言えません。
丈夫とはいえ、手すりを取り付けて、人の体重を支えるだけの強度はないからです。

この場合は、補強用のプレートを設置したり、床面から手すりを立ち上げることで必要な強度を確保して、手すりを取り付けることが可能です。

真壁・大壁

古い日本家屋に多い真壁や大壁という構造も、手すりの取り付けを考えた時には強度不足です。
そのまま取り付けることは出来ませんが、石膏ボードと同様に、床面や補強により手すりの取り付けが可能となります。

タイル壁

タイル壁の多くは、モルタルの表面にセメント等で接着されていることが多く、タイル面に穴を開けて手すりを設置することが可能です。
タイル壁が多く用いられる場所は、トイレや浴室など、転倒防止策を徹底したい場所が多く、手すりの設置を考えた場合は大変好都合な場所です。

屋外

屋外に手すりを取り付けるときは、素材について十分吟味する必要があります。
常に風雨に晒される屋外の手すりは、木製、鉄製のものだと劣化やサビによって、あっという間に使用できない状態になります。
この場合、表面処理されたアルミやステンレスの手すりを取り付けることで、その問題を解決可能です。

適切な高さの手すりを

手すり設置の基準
手すりは私たち生活の上で不可欠なパーツです。屋上や階段など手すりなしでは危険で歩くことができません。そのため、建築基準法でも手すりの設置基準や高さなどが定められています。しかし、法律で「手すり」について定められているのはごく一部の事項だけで、実用に応じた決まり事はほとんどないというのが現状です。従って、各メーカーが、使いやすく安全な手すりを目指して、独自の研究・開発をしているようです。

使いやすい手すりを
手すりといっても、利用場所はいくつかあります。
1)廊下手すり
2)階段手すり
3)トイレ手すり
4)玄関手すり
5)出入口手すり
等など。
それぞれ設置場所が違いますので、用途に応じて使いやすい高さというのにも違いがあります。
例えば1)の廊下手すりは750~800mmが適切であると言われています。これは高齢者が転倒防止で使う杖の高さが参考になっているようです。
2)の階段手すりの高さは750mm程度が適切と言われています。重心が後方に向くので転倒しやすくなるのを防ぐために、あまり手すりを高くしないようにすることが重要です。
他にも、実際利用してみれば、使いやすい適切な高さというのがそれぞれ存在します。
一律の高さで手すりを設置するのではなく、用途に応じた高さを選んでいくことが大切です。

手すりを取付けましょう
これから高齢化が益々進み、手すりが役立つ場面が増えていくことが考えられます。家を見渡して手すりが少ないようでしたら、今のうちからリフォームもしておくことをお薦めします。